朝夕はことのほか冷え込み、高地の山々には初冠雪の便りも耳にします。
こんなとき、思い立って蓼科に出かけました。
蓼科には、二十歳代の半ばからこの歳になるまで、45年以上毎年、それも複数回訪れています。当初は中央道も無く、国道19号線を延々と北上する旅でしたが、今では東海環状も開通し、ずいぶん時間も短縮されました。
朝出発して、途中休みながら諏訪インターチェンジで降り、ヴィーナスラインを登っていくと少し早めの昼食を摂る、お目当ての北欧レストラン「ガムラスタン」に到着します。
ガムラスタン (Gamla stan) は、『古い街』を意味するスウェーデン・ストックホルムの旧市街の事だそうですが、 木をふんだんに使った、山小屋風の広い室内は心地よい雰囲気で、蓼科に来たときは迷うことなくここを利用します。
蓼科には、二十歳代の半ばからこの歳になるまで、45年以上毎年、それも複数回訪れています。当初は中央道も無く、国道19号線を延々と北上する旅でしたが、今では東海環状も開通し、ずいぶん時間も短縮されました。
朝出発して、途中休みながら諏訪インターチェンジで降り、ヴィーナスラインを登っていくと少し早めの昼食を摂る、お目当ての北欧レストラン「ガムラスタン」に到着します。
入り口にはスゥエーデン国旗が掲げてあり、「あ!開店だ!!」と、安堵します。
ガムラスタン (Gamla stan) は、『古い街』を意味するスウェーデン・ストックホルムの旧市街の事だそうですが、 木をふんだんに使った、山小屋風の広い室内は心地よい雰囲気で、蓼科に来たときは迷うことなくここを利用します。
ここのご主人は風貌が「みのもんた」によく似た、しかし長身の元バスケットボール選手ですが、もちろん奥さんも大変な美人です。
この店の料理は北欧料理と言う事ですが、特に出色は前菜の盛り合わせとデザートです。
前菜とは言いながら、幾種類もの料理が、それぞれとても記憶できませんが「これが北欧の、、、、、」との説明つきで盛られており、おいしいライ麦パンをかじりながらいただくともうこれでコースの終わりかと思ってしまうほど満足してしまいますが、、、、これからが始まりです。
、、、、そしてメインディッシュを終えてもう「おなかいっぱい!!」となってもデザートとなれば「もうひとつのおなか」の出番です。 デザートも期待にたがわず大満足でしたが、今回「食用ほおずき」なるものに初対面しました。
食してみると似ているのは見た目だけであって、オレンジがかった黄色で、味は甘酸っぱく、フルーティーな香りがします(商品名はストロベリートマトとか)。
そして記念に?北欧原産ムーミン母さんのピンバッジお買い上げ、、、、帽子につけた、となりに見えるバッジはスイス旅行のときのグリンデルワルドのバッジです。
この日は、翌日にかけて前線が通過し雨になる、との予報があり、とにかく少しでも山を歩きに行こう、と急ぎ車山に向かいました。
途中、八ヶ岳の稜線がきれいに見えるという「女の神展望台・標高1700m」で一休み、、、、一面に秋の季節です。
そしてさらに登って、、、、白樺湖と蓼科山です。何とか空模様は持ちそうです。蓼科山の女神様に感謝です。
しばらく歩くと枯れた「シシウド」の向こうに「八島湿原」が、逆三角形状に黄色く見えています。
ちょうど2ヶ月前見た景色と比べてみると一面の緑草が枯れている様子がわかります。
散策はさいわいなことに途中すこし雨がパラパラっとしただけで無事ホテルに到着しました。
翌日、雨は夜半に終わり、起床したときははわずかに残っている程度でした。
近くの聖光寺に出かけてみましたが、まだ薄いもやがかかっていました。
曇天ながら紅葉した「モミジ」の葉は本当に美しく、これぞ日本の色、、、、と言ったところでしょうか。
雨も上がったようなので、「無藝荘(むげいそう)」に出かけてみる事にしました。
場所はそんなに遠くではないのですが、これまで移動の途中に見かけても面倒くささが先にたって車を止められないでいたのです。
ところが行ってみると残念ながら休館でした。よくみると、開館は10月の終わりまでで、それも特定の曜日のみです。たしかにここ蓼科は今シーズンオフなのでしょう。(スキーシーズンまでは?)
無藝荘(むげいそう) は、小津安二郎が昭和30年頃から蓼科の別荘として利用していた、かや葺き屋根の建物で、2003年に、小津の生誕100年を記念し、建物の保全の為、数100メートルはなれた現在の場所へと移築されものだそうです。
また、同じ場所に「高浜虚子」の句碑も立っていました。
山々のをとこぶりみよ甲斐の秋
やまの日は暑しといへど秋の風
ははをよぶ娘や高原の秋すみて
昭和14年9月24日
ちょうどハローウインのシーズンにちなみ、入り口にフォックスフェイスとカボチャのディスプレイがありました。 シクラメンの花も一時顔を出した陽の光に輝いています。
昼食をどこで摂るかを思案した結果、中央道を途中で降りて、栗ご飯を食べに行く事にしました。
ここ中津川の茶房「満天星(どうだん)・一休」は知る人ぞ知る有名なところで、ここの「栗おこわ膳」はとくに好評です。
写真で見られるように、栗がいっぱい入ったおこわは、何せ私の大好物ですし、さらに泣かせるのがデザートについている栗きんとんです。このお店の栗おこわは年中食べられますが、やはり旬の栗を使ったものは格段においしく、至福のひと時でした。
このお店は茶房といっても本来はお菓子屋さんなので、おいしそうな和菓子がたくさんあります。幸いなことに以前味わった、「栗こもち」がわずかに残っていたので、家に帰って味わう事が出来ました。
まぶしいようなこのオレンジ色も私の大好物です。
今回はお天気を覆してのおいしい、たのしい、本当にいい旅でした。
♪ 今はもう秋~
もう柿~
2 件のコメント:
晩秋の雰囲気が伝わってきました。最初の素晴らしい写真はカラマツ林でしょうか?
悠悠櫻さんが蓼科に魅せられる理由は何でしょうか?私は一度くらいは行ったような気がしますが・・・・どんなところだったか、いつ行ったか、誰と行ったか・・・何も記憶にありません。
難解な文字あての関所をクリアしていただき感謝です。
最初の写真はお察しのとうりカラマツ林です。この時期のカラマツは適当に色が黄色になり、葉も落ち幹や枝が見えるようになってなかなか、、、、です。また、写真では表せないのですが、風が吹くと文字どうり「ハラハラ」と音を立てて雨のように無数の葉が降り注ぎます。
魅力ですか、、、、まあ言ってみれば惰性のようなものでしょうか、こんなに続くと訪れるたびに何かほっとしたくつろぎを感じます。
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