今年も早いもので、もう大晦日です。
もともと月の最終日を「みそか 晦日」、一年の最終日を「おおみそか 大晦日」と呼ぶのは知られています。晦日の語源は「三十日」らしいのですが、旧暦では31日はないものの29日はあったのでこの場合は「九にちみそか」とも呼ばれたとか、、、、
また同じ漢字(晦日)を「つごもり」と呼ぶ古い言い方もあるようで、これはもともと「晦」が月が隠れる事を意味するので、「月隠り(つきごもり)」からきたとされています。ということで「大つごもり」というのはもちろん大晦日のことです。たしか樋口一葉の短編に「大つごもり」というのがありました、、、、(一葉の作品は何故か甘酸っぱい感じがするのは私だけでしょうか、、、、)
あらかじめ一晩水に漬けたもち米をテフロンコートされたボール状の器にいれ、その下から水を沸騰させた蒸気を送ります。もち米に対して所定量の水は、やがて蒸発してなくなり、容器の温度が急速に上がるとそれを察知してブザーが鳴るというきわめてシンプルな方法をとっており、確実にもち米は蒸しあがります。
ついで容器の底に付いた撹拌用のモータを回すスイッチを入れると約10分で出来上がりです。写真は約5分経過したところで中から回転しながら餅がせり上がってくるのが見えています。
あとは「鏡餅」や「のし餅」に加工していくだけですが、上の写真は鏡餅を作っているところです。餅はそのまま置いておくと重力のせいでどんどん平べったくなりますので、あらかじめ紙で輪を作っておきその中に入れ、ほどよく固まってから輪をはずしてやると姿のよい鏡餅が出来ます。
左は「のし餅」を作っているところですが、餅こね機に付属していたパレットに入れて麺棒で「のす」だけです。ただ、餅とり粉は使わず、ラップで上下をはさみ、そのなかで「のす」と餅とり粉でよごれず、あとから切り餅にするときもそのまま切って保管しておけば黴にくいようです。
右は半紙の上に置いた裏白のうえに鏡餅を置いたところです。てっぺんに乗っているダイダイは庭から切ってきたものですが、今年はなぜか、数も少なく色づくのも遅く、ほど良いものを選ぶのに苦労しました。
これは玄関の「お飾り」です。100円ショップで購入してきたものを私流に改造してみました。極めてシンプルですが、良しとしましょう。かつては松の枝などを切ってきて使ったものですが、最近はあまり見かけません。
ということで、あとは紅白、そして除夜の鐘を待つまでになりました。
年初に始めたブログも何とか1年経過しましたが、想像していたより多い約9000件の閲覧があり、驚くとともに感謝しています。
ではいいお歳をお迎えください。
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