振り向いてショウウインドウの片隅を見ると往年のディジタル一眼レフ 「キヤノン EOS 20D」が「処分品 ¥1000」のカードとともにあったのです。
店員さんに説明を受けましたが、「動作はしますが、バッテリーその他付属品は何もありません」とのことでした。バッテリーは私が所蔵しているEOS 5Dと共通なので問題なく、取扱説明書や付属のソフトなどはキヤノンのホームページからダウンロードできます、、、、ということでボデーキャップすらない EOS 20D を家につれて帰りました。
EOS 20Dは、2004年(平成16年)9月に発売されたキヤノンのディジタル1眼レフ(たしかボディのみで約20万円)は従来の銀塩フィルムカメラからディジタルカメラに時代が大きく変わる時点に出現した大変エポックメーキングな機種だと思っています。そしてこのとき以降キャノンの独走が始まったのです。
ボディはシャシーにステンレス合金を、外装カバーにマグネシウム合金を多用していますし、何よりもうれしいのは視野率95%のファインダーにペンタプリズムを使用しており、視た目が非常に美しいことと、1/8,000秒,X=1/250秒のシャッターは機械式であることです。このことはそれまでの、今ではクラカメ(クラシック・カメラ)と称される機械式カメラのテイストそのままで、クラカメを経てきた私にはたまりません。
そしてディジタルカメラとしては今でこそ撮像素子はAPS-Cサイズ・有効820万画素(3,504×2,336ピクセル)と少なく思えますが、A3サイズの作品をつくるわけではなく(そのときはEOS 5Dの登場)、お散歩カメラとしては約0.2秒の高速起動とあいまって十分だとおもっています。
本体を再度改めてみましたが、落下や当たりによる傷は見られず、ストロボシュー(左写真上部)と底面手前(下写真手前)に使い込みによると思われる摩れがみられました。これらはクラカメマニアにいわせれば「景色」と称し使い込んだ証だとか、、、、
フォーカスチェックは以前にカメラ屋さんに「下手なチャートを使うより、新聞紙で十分」と聴いた記憶があり、壁に貼った新聞紙を左写真のように約1.5mのところから中央重点AFで撮影して、これを各部位ごとに500%にして見てみました。
右写真は左上部の拡大(500%)ですが問題ないと思われます。
他の部分もほぼ同じですが、これ以上の追求はむしろレンズの性能に及び当初の目的からピントはずれ?
左は先回投稿したブログの写真ですが、実はこのカメラで撮影したものです。
私は久しぶりに楽しい思いをしましたが、「またゴミをふやして」の声が聞こえてきそう、、、、
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