2016年1月12日火曜日

これぞ電子工作 (ポストサイン燈の製作)

 昨年末ブログに百均LEDスタンドで作る表札燈」をアップしました。(左写真)
 その後も引き続き順調に機能していますが、ひとつ課題が持ち上がってきました。消費電力は極端に小さくなり、視認性もなんら問題はないのですが、表示灯の裏側の郵便受けの中まで光が回り込まないので、何か投函されても夜間には母屋からはわからないのです。


 かといって、照明燈をさらに増設するなどということはやりたくありません。
 ということで、急遽「ポストサイン燈」を考案、製作することにしました。要は手紙などが投函されると取り出し口にサイン燈が点燈し、中身を取り出すとサイン等が消えるというものです。

 回路図を右に示します。原理はトランジスタによるスイッチ作用を応用したもので、通常はSW_1はOFF、SW_2はONとなっています。
 SW_1は投入口が開くとONになるようになっていますので、270Ωを経て電流がトランジスタ 2SC1815 のベースに供給され、トランジスタ 2SC1815をON状態にしますので+3~5Vの電圧が220Ωを通ってLEDにかかり点燈します。(手紙が来ていますよ!!!のサイン)

 ここで投入口が閉じてSW_1が元どうりのOFFになってもLEDの点燈時に2個の9.1kΩで分割された電圧によってトランジスタ 2SA1015 がONにされていますのでトランジスタ 2SC1815 はONのままでLEDは点燈したままとなります。

 一方背後の取り出し口をあけると常時ONのSW_2がOFFになり、電源の供給が断たれ、LEDは消燈し最初の状態に戻るというわけです。
 
 左写真は回路を組み上げて実験しているところですが、多少の動作不安定さは0.1uのコンデンサを追加することで安定しました。



 今回は回路自体は簡単で、30分もあれば出来てしまいますが、キモはSW_1、SW_2の二つのスイッチの実装です。スイッチにはマイクロスイッチを使いましたが、現物のポストにあわせてかなりの調整を要しました。

 右写真はポスト後方からサイン燈(赤色LED)の点燈を見たところで、しっかりと確認できています。

 今回は新年早々簡単ながら役に立つ仕事が出来ました、これぞ電子工作の醍醐味でしょうか、、、、

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