じつはあるプロジェクトをアヒルの水かきのごとく水面下で静かにかつ熱心に進めていました。
左写真はその間の実験結果(残骸?)です。
それは表題にある「Z80 SBC(シングルボード・コンピュータ)の製作」だったのですが、スタートしてからほぼ1年かかってようやくゴールが見えましたので、整理の意味でブログに連載でアップしたいと思います。
ただ、何せ素人が趣味ですすめてきたものですから、思い込みや、理解不足での間違いはご容赦ください。
参考までに関連する、これまでの私のブログ内のタイトルを挙げておきます。
20171209 TL866 ユニバーサル・プログラマ はすぐれもの
20171121 E-EPROM
W27C512 の導入
20170912 簡単にできるEPROMイレーサの製作
20170902 私のジャンク箱から(3) EPROM をもう一度使ってみる
1976年に発表された「Z80」の出現は、ワンチップのCPUであるマイクロプロセッサー(いわゆるマイコン)のなかでも画期的なものでした。
wiki より転載 |
当時「電卓戦争」のさなか、次々と出現する新製品用のLSIチップの開発が追いつかず、結果としてプログラムを変えることで新しいチップを製造することなく、新製品に新機能を実現できるプログラムLSIがインテル社で嶋 正利氏らによって開発され、さらに改良ののち1971年に世界最初のCPU「Intel 4004」として発表されたのは有名な話です。
その後4ビットの「Intel
4004」は8ビット化され「8008」、「8080」となっていきますが、冒頭に述べた、8ビットCPUの一方の雄である「Z80」は新しく設立された、ZiLOG社から発表されたのですが、ここでも嶋 正利氏がかかわっていたというのは日本人の誇りです。
当時も電子工作を趣味としていましたので、「8080」、「6502」、「Z80」を使ったSBC(シングル・ボード・コンピュータ)を作成し、最後はシャープの8ビットパーソナルコンピュータ「MZ-80K」のクローンをキーボード、CRTディスプレイなどすべてを手作りで仕上げました。(残念ながらこれらはすべて10年以上前に廃棄してしまい、わずかなIC類が記念に残してあるのみ、、、、)左写真は当時のカタログです。
ソフトは、当時のパソコン雑誌「I/O」掲載のダンプリストからモニターとCG-ROM(これは今でも残っています)を長時間掛けて打ち込み、仕上げにカセット・レコーダーからBASICをロードしてオープニング・ディスプレイが表示されたときの興奮は今でも思い出されます。
今回はZ80 CPU を使った、できるだけシンプルな Z80 SBC(シングルボード・コンピュータ)を製作し、簡単なソフトを走らせ、動作を確認したのちに CP/M80 オペレーション・システムを搭載して当時のソフトを走らせてみたいと思います。
(つづく)
0 件のコメント:
コメントを投稿