左が製品写真ですが、このAOR社のAR3000モデルは1988年発売といいますので、約30年以上前につくられたものです。
この受信機はいわゆる、通信型受信機と呼ばれるもので、100kHz~2036MHzをオールモード(ナローFM、ワイドFM、AM、LSB、USB)で完全連続カバーし、400チャンネルのメモリを持った、当時としては画期的な受信機でありました。

さて、我が家のAR3000は電源が接続できません、というのは専用の接続プラグがないからです。
なければさっそく手持ちのパーツで自作です、、、ということで右写真が結果です。

ついでのことで、アンテナ端子もかなり古びていましたので新品パーツと交換です。
ここにはM栓ではなく、正規のBNC端子が使ってありました、さすがです。(左)
ということで、ようやく電源投入の運びとなりました。この時が一番スリリングで、音、におい、発熱、形状変化などがないか五感を最高感度に研ぎ澄まします。
幸い何の変化もありませんでしたが、残念ながら受信機も反応がありません。

チェックの結果、すでに腐食が始まっている危ない状態でした。他の例でよく見られるように、私も電池ホルダーを取り付け、次回の電池交換が楽にできるようにしておきました。電池はコンピュータなどでよく使われる、百円玉によく似た、CR2032というリチウム・イオン電池です。(右写真)
再度、電源投入です。
スイッチを押したあと、瞬間的に反応がありますが、すぐに無反応になってしまいます。

AR3000の電源ラインは、12Vを入力し、次いでこれを9Vに降圧し、さらに5Vに降圧します。
異常のあったのは9Vから5Vへ降圧するとき、2V程度しかありませんでした。
ここには3端子レギュレータの定番である78M05 が使ってありましたが、M タイプは 0.5A の能力しかなく、放熱フィンのないモールドタイプだったので左上写真の左側にあるように、取り外しました。


左写真は、エアー・チェック中の蘇生した AR3000 です。
コンパクトさ(手のひらより一回り大きいサイズでどっしりとしたもち重み)と簡単な操作性(慣れたのちの)、そして前述した「100kHz~2036MHzをオールモードで完全連続カバー」という高性能は30年たった今でも十分実用性があると思います。ちなみに、いい加減なわたしの測定では、100kHz~1040MHz受信範囲で 1uV 以上の感度がありました。
もちろんフィルター特性など、個々の性能について言えば議論は尽きませんが、、、、、
蛇足ながら、AR3000 の直後にAR3000A がでており、AR3000 の生産台数は少なく、希少価値もあったりして、、、、
こののち、さらなる修正点が見つかりましたので、続編を追加しました。
AR-3000 本当に蘇生しました ( 2020 5 10 )
1 件のコメント:
はじめまして、突然のコメント失礼します。
実はAR-3000について調べていたところ拝見しました。
今AR-3000の電源回路について調べているのですが、立ち上がらないため調べたところ5端子レギュレータの主力不良のようです。
入力1番ピンにはアダプタ電圧≒18Vが入っていますが、出力5番ピンには9Vが出ていません。
よって交換しようとネットで調べると購入が難しそうです。
それで3端子レギュレータにしたらと思うんですが、回路図がないため2番4番ピンの状況がつかめません。
恐縮ですが、なにかアドバイスをいただけませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。
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