抜けるような青空にふと思い立って、30分そこそこの散歩の途中に見かける紅葉の撮影をすることにしました。これぞ紅葉狩りです。(「こうようがり」、「もみじがり」(能)ではありません)
川岸に立つすこし大きな、紅葉が始まった木のてっぺんに陽がさしはじめました。
早い時期に始まり、赤から黄色までさまざまな色を見せてくれるのが櫻です。
どこにでもあって何気なく通り過ぎますが、よく見るとなかなか風情があります。左手にみえる黄色は欅です。
とはいっても紅葉と言えばモミジでしょう、紅葉と書いてモミジと読ませるほどですから、、、、
ことしはなぜか「日本中のもみじの名所がそれぞれ綺麗だ!」とマスコミで喧しいようです。
一口に紅葉と言っても紅葉の生成過程から言って、赤色に変わるのを「紅葉(こうよう)」、黄色に変わるのを「黄葉(こうよう、おうよう)」、褐色に変わるのを「褐葉(かつよう)」があり、実際にはそれらが複合しているようです。
本来、葉はクロロフィルによる緑色ですが、寒くなるとこれが分解され、別の色素が増加してそれぞれの色になるものとされています。すなわち、赤はアントシアン、黄はカロチノイド、褐色はタンニンによるものです。
かてて加えて寒くなると枝から葉への水分や養分が遮断されるのも手伝って「金襴緞子・綾錦」にたとえられる日本の誇る風景が出現されるのです。
右の写真は楓(カエデ)と言いたいのですが、本来モミジもカエデも同じもので種類が違うだけです。ちなみにカエデは蛙の手(似ています)が由来とか、、、、
しばらく歩くと斜面にヤマノイモの特徴ある葉が黄色くなっているのが見えます。子供のころ、この黄色を目印にして場所を覚えておき、冬になってから地面を掘って自然薯を採り出したものです。
また、山の紅葉にはウルシやヌルデは欠かせません。シッカリとしたこの色(多くは赤)は綺麗なアクセントです。紅葉の撮影は裏側から撮ると綺麗な場合が多いです。
しばらく歩いていると徐々に陽が上がりすこし暖かくなってきました。空はいっそう青くなり、近くの小学校にある銀杏の黄色がまぶしいほどでした。歩道に落ちた銀杏の葉がまさに秋を演出してくれています。
家に帰り着いて、ふと気づくと真っ赤に色づいたブルーベリーの葉が目に飛び込んできました。長いあいだ家人が丹精してようやく根付かせたものです。
そして傍らには紫色のサフランが朝日の木漏れ日にむかって咲いていました。
さあ今日も一日が始まります。
2 件のコメント:
朝の散歩は爽やかそうですが・・・低血圧で朝寝坊の身には見当もつきません。朝の連ドラが目覚めの時間であるかりやにとっては、ゴルフでもないのに日の出の時間に起きるなんて驚きそのものです。
夏が暑くて急に寒くなったのでどこも紅葉は綺麗みたいですね。時期も遅れているようでしたが、今は追い上げてきたようですね。
私の日課は基本的に6時に始まります。そして、テレビ体操、散歩、朝食、、、、、と、出来るだけ規則正しい毎日を心がけています。これは毎日が日曜日になってからずっと続けていますが、そうすることで時間が有効に使えるような気がしているからです。
今年の秋はいつもの年より彩が豊かな気がします。気をつけてみると身の回りにもいろいろあるものですね、、、、
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