冬の弱々しい日差しの中、気晴らしにランチに出かけました。行き先は美術館のレストランです。家人とそれぞれオーダーしたメニューを満足して終え、(ここのレストランはがっかりする事はめったにありません)帰りがけに付属のミュージアムショップに立ち寄りました。
このお店はそれほど広くはありませんが、我々にとって興味深い品々が数多く置いてあり、よく利用します。今日はレジのところに吊るされている、???なものに目が留まりました。ガラスでできた螺旋のなかをカットされた巨大なダイヤモンドのようなガラス球が上に行ったり、下に行ったりしています。
さらによく観察すると上下に動いているように見えるのは錯覚で、螺旋が廻るとそのようにみえるハンギング・アクセサリーでした。
そして売り子さんから「チェコスロバキアからきました、、、、」と聞いて、「すこしはやめのクリスマスプレゼント」と言う事になりました。
たしか、あの「スワロフスキー Swsrovski & co」をオーストリアに設立したスワロフスキーもチェコの出身らしいですし、大相撲の優勝カップの中にも、、、、ということで、やはり「本場のガラス細工」ならと言う事で決まりです。
さらにお店の中で家人が赤いバッグを見つけました。布製のバッグですが、見た目、触った感じが何か懐かしい感じがします。
タグを見ると「三河木綿の刺し子織り」とありました。納得です、柔道着や消防刺子に使われていたものと同じものなのです。地域産業を後押しせねば、、、、と言う事で、お買い上げ、、、、本当はこんなのが欲しかった~。
と、私の目にも留まったものがあります。一冊の本です。山本健吉氏による「芭蕉全発句」(講談社学術文庫)が何故か手招きしていました。
芭蕉が生涯に読んだ句は約一千句とされていますが、それがこの片手に乗る一冊の本に解説つきで掲載されていると言う事はなんともすばらしい事だと感じました。
これからは近くに置き、少しずつ時間を割いて味わっていこう、、、、と、今は思っています。
ということで、今日はおいしいランチと「すこしはやめのクリスマスプレゼント」とで豊かな気持ちになり家路につきました。空も心地明るくなったような、、、、
2 件のコメント:
いい夫婦してますね。美を追求してやまないご夫婦。見習おうとしてもかなり難しい。
要は、モノ欲しさが全開なんです。そろそろ断遮離を心掛けねばならないのにお恥ずかしや、、、、
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