当日はまだ少し暑さは残るものの、空は高くきれいな秋空でした。場所は東海環状自動車道の鞍ヶ池PAスマートICで降りたところにある「鞍ヶ池公園」からのシャトルバスで、ものの5分のところです。(駐車場が無いとのことで、、、、)
公開時間が午前10時からとなっていましたが、休日のこととて混雑を見越し、シャトルバス乗り場へ9時10分ごろ到着しましたが、それでも乗り場での順番はほぼ20番くらいでした。
40分近くの時間待ちを覚悟したのですが、なんと小型バスの乗車定員に達した段階で速やかに発車です。この臨機応変の処置にはみな感激でした、、、、
1971年にイランのラムサールで開催された「湿地及び水鳥の保全のための国際会議」において「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」が採択され、この条約は開催地にちなみ、一般に「ラムサール条約」と呼ばれているとのこと、、、、(発効は1975年)
そして本来は水鳥の保護から始まっているようですが、最近はさらに絶滅が危惧される生物の保護にまで解釈が広がってきているようです。
この「矢並湿原」は他の「上高湿地」「恩真寺湿地」とあわせて、「東海丘陵湧水湿地群」として平成24年、国際的に重要な湿地として「ラムサール条約」に登録されました。右は現地にあった登録証のコピーです。
矢並湿地は左図に示すようにそれほど広くは無く、右上の入り口から時計回りに観察しても15分もあれば事足ります。中へは当然のことながら立ち入ることは出来ませんが、湿地中央には物見台があり、間近に植物などを観察することが出来ます。


私たちも湿地中央の物見台にやってきました。朝日にうかびあがったお目当ての「シラタマホシクサ」「ミカワシオガマ」がきれいです。(左写真)
「シラタマホシクサ」は鉄分の多い酸性土壌の湿地に生える、東海丘陵要素植物の一種で、湿地が乾燥地に遷移する環境の変化によっても消滅すると考えられています。そして現在、環境省のレッドリストの絶滅危惧II類(VU)に指定されています。「シラタマホシクサ」はかつていたるところで見られたのですが、、、、

そうこうするうちに後続のグループがやってきました。ガイドさんたちはずいぶん詳しく、この湿地周辺の植物についても丁寧に説明していただき、時間の経つのをを忘れました。



「スズカアザミ」は葉が比較的多く、花も均等に程よく分散して咲いています。「キセルアザミ」はすらりと背が高く、うつむいた蕾が開花するにつれて首を持ち上げ、煙管に似ているところからこの名前がついたとか、、、、


下段の湿原には少し小型の「コガマ」?が生えています。(右写真)
後ろには、もう枯れかけている「サワヒヨドリ」が湿原を覆いつくしています。(左下写真)

それでもよく探してみたら、時期が遅く、枯れる寸前の「サワギキョウ」もありました。(右下写真)

湿原をあっという間に一周してしまいましたが、今度はガイドさんなしでもう一周しました。

ひさしぶりに気持ちのいい秋空のもと、帰路はシャトルバスをやめてハイキングとしゃれてみました。
今となっては懐かしい「シラタマホシクサ」を堪能した一日でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿