あっという間に春が到来し、日々の気候は早くも夏を思わせる陽気です。
櫻も先週、豊川の佐奈川堤で別れを告げたはずでしたが、春風に誘われて故郷の中津川まで春を追いかけることにしました。
写真は苗木城址にあった山櫻です。満開を少し過ぎ、ときおり吹きそよぐ風が白い花吹雪をみせてくれました。
ロッジに到着してみると、右写真にあるようにまだ梅もこれからで、傍らに植えてあった山櫻にいたっては蕾が膨らんできた、、、、といったところで、これは春を追い越してきた、、、、
翌朝目覚めると木立越しにまばゆい春の朝日が輝いていました。
途中、少し下っていくと川沿いで櫻に出会いました。
これはソメイヨシノでしょう。
山々には多種の山櫻があちこちにそれこそ競うように咲いており、薄緑色の木々の芽吹きとあいまってこれぞ春、、、、
この日の目的の一つは、蕨(ワラビ)や蓬(ヨモギ)などの野草摘みです。
事前に地元の友人にお願いしておいたので場所を探す必要はなく感謝です。
場所もさることながら昨日の雨も幸いして、あちらこちらに大きく太った蕨がさながら蕨畑のように生えていました。
それこそわき目もふらず、気がついたときにはスーパーのポリ袋がいっぱいになっていました。
蕨はもともと毒性があるのは知っていましたが、葉の部分は「目に悪い」ということで茎の部分だけ、それも柔らかいところを草木灰(これも用意してあり、再度感謝)か重曹でアクを抜かなければ、、、、と教えてくれました。
そしてつぎは蓬摘みです。
自宅近辺でもみかけるのですが、最近は除草剤が雑草駆除のために使われているようですし、犬の散歩道にもなっているようで躊躇していました。
さらに蓬摘みはほどほど大きくなったものの芽の部分だけを摘みとるものと思っていましたが、芽吹いてきた若い株を根元から切り取るのが、風味もよいとのことでした。(右写真の右下)
ふとみると傍らに野蒜(ノビル)が生えていました。
野蒜は野生のネギ属でその玉葱に似た鱗茎をエシャロットのように食べることができます。
傍らの水路にはクレソンがたくさんの白い小さな花をつけていました。まさに春の小川で、さらさらと音を立てて流れていました。
そうこうしているうちに、そろそろお昼時です。友人の提案で苗木城址で景色をながめながら昼食を、、、、ということになりました。
城址の麓に、今や盛りと咲き誇る三葉躑躅(ミツバツツジ)です。おもわず車を止めてシャッターを切りました。
その一方で椿の木が彼方此方にみられます。
このような小ぶりの侘助に似た花(侘助には花粉がありません)はなかなか風情がありますが、一方、地に散る花もなかなか絵になります。
要塞堅固な石垣を見上げ、往時を偲びながら、そして息を切らしながら登っていきました。
いよいよ待ちに待った昼食です。このお弁当も友人が早起きして作ってくれました。筍の入った散らし寿司です。
副菜も蕨、おこぎ、などなど、、、、どれも手作りで気持ちのこもったものばかりです。
そして頭上からはらはらと桜の花びらも色を添えてくれました。(右写真左下)
遠くには春霞に霞んだ山を、ちかくには新緑と山櫻と、まさにこれぞ春、、、、といった景色をおいしいお弁当をいただきながら満喫しました。あらためて友人に感謝です。
2 件のコメント:
グーグルの検索から 入ることができました。また 楽しみに 読ませていただきます。
rota520
よかったです。お気に入りのファイルも壊れることがあるのを知りました。
またよろしくお願いします。
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