2015年7月24日金曜日

びんぼうでいいの!?

 じつは「んぼうでいいの」というのは過日秋葉原の aitendo で購ってきた arduino 互換基板のことなのです。

 arduino (アルディーノ)については私のブログ「もう一度 Arduino (1) arduinoの基本とか」に述べてありますのでご参考に。
 本来 arduino はハードウェア設計もソフトウェア製品もオープンソースであるため、他の設計者や製造業者も互換機製品をリリースしていいことになっていますが、 arduino (アルディーノ)の名称だけは使うことが許されていないので、XXXディーノなんて名前が巷にあふれているのです。

 このんぼうでいいの」も「XXXディーノ」のひとつですが、名前の面白さと、安価さからこのところ知名度を上げています。

 冒頭写真は右がベースとなる基板で、電源回路とUSB-シリアル変換部の部品のみ実装されています。左はその他の部品の入ったパーツキットで、AVRのATmega328Pと16MHzのクリスタル以外はすべて入っています。

 このキットでの要注意はUSB-シリアル変換部に使用してあるIC、 CH340T です。このICをPCが認識するかどうかが関門なので、右上写真のようにUSBコネクタソケットのみ取り付けてPCに接続してみます。(最近はデバイスドライバも容易に入手できるようになりました)

 左のようなデバイスマネジャー画面で USB-SERIAL CH340 (COM8)と無事表示されました。

 後はどんどん部品をハンダ付けしていくだけですが、中央部のプッシュスイッチ2個は取り付けず、16MHzのクリスタルは手持ちの DIPソケットから取り外したピンをつけておきました。

  中央部のプッシュスイッチは右に示すように、各ポートへHまたはLのシグナルを与えるためのもののようで、私には必要ありませんし、16MHzのクリスタルを直付けしてしまうと他の周波数のクリスタルに差し替えられませんし、この2ピンは設定さえ変えれば通常のIOピンとしても使えますので、、、、

 というわけで無事完成のはこびとなりました。
 左写真は「びんぼうでいいの」に現在標準と考えて良い arduino UNO のブートローダーを書き込んだ ATmega328P と16MHzのクリスタルを実装してお定まりの「Lチカ(LEDチカチカ)」のスケッチ(プログラム)を走らせているところです。

 結論のようなものとしては、
・arduinoのハードとして作動する「びんぼうでいいの」は安価(約¥1k)といってよい。
・ピンソケットが2列になっており(写真の実装は1列)何かと便利かもしれない。
・初心者がハンダ付けして作ればいっそうの達成感と愛着がわくことでしょう。

 arduino ボードを購入するときの考え方としては、
 ATmega328P はDIPのものでソケットで抜き差しできること。
USB-シリアル変換に使用してあるICは FT232RL または ATmega16U2 が使ってあるものを選ぶこと。

 そうすればもっともっと深くなります、、、、

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