IchigoJamとはNXP社のARMマイコンLPC1114N28/102を使ってこどもの教育用パソコンとして開発されたマイコンボードで、搭載されたソフト「IchigoJam BASIC」によってBASICによるプログラミングが可能です。
このIchigoJamが最近話題に上るようになってきましたので、例によって味見をして見ました。
上写真はIchigoJamのホームページ冒頭の写真ですが、小さな基板上に、マイコンチップの他いくつかの部品が乗っているだけです。
このボードを動かすには5V電源はもちろんですが、PS/2キーボード(USBより古いタイプですが今でも安価に入手可能)とディスプレイ(TVのコンポジット入力につなぐ)が必要です。
公表された資料を参考にIchigoJamを理解するために回路図を整理してみました。圧電スピーカ、タクトスイッチ、LEDは省略することができますが、BASICの入出力を学ぶにはあったほうがよいかも、、、、
また12MHzクリスタルも省略可能ですが、パソコンとIchigoJamをシリアル接続するときに標準で115200もの高速なボーレートを使用しますので安定化のためにあったほうがいいと思います。
さっそくマイコンチップにファームウェアを書き込んで見ます。
LPC1114N28/102にファームウェアを書き込むにはFlash Magicというツール(http://www.flashmagictool.com/からダウンロードすることが出来ます)を使ってシリアル接続で書き込みます。
実行は、Selectでチップ名を指定し、BaudRateを115200にし、HexFileを指定してStartボタンを押せば開始され、最下部に緑色でFinishedと表示されれば成功です。
ということで小さなブレッドボード上にIchigoJamを組み上げました。キーボードのキーと比較してずいぶん小さなことがわかります。
このボードに+5V電源、PS/2キーボードをつなぎコンポジット信号出力をディスプレイ(私はUSB接続のビデオキャプチャー経由でパソコンにつなぎました)に表示します。
電源を入れるとウエルカムメッセージとOKが表示され入力が促されます。
おー!これは何十年かぶりに再会したTinyBASICのスタート画面ではないですか!! さっそく簡単なプログラムをキーインしてRUNとすると、1から10までの累積が表示されました、なつかしい、、、、
さっそく適当なプラケースを見つけて手のひらに乗る IchigoJam を作ってみました。
思っていたよりかわいく出来上がりました。
もうすぐ夏休みですので、帰省した孫たちの反応を見てプレゼントしようかと思っていますが、、、、だれも興味を示さなかったりして、、、、
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