庭の花々も次々と咲き始め、サクラは例年より早く、満開の花便りも耳にします。
努めて出かける朝の散歩も、毎回同じ時刻ながら陽は稜線の上にあり、心地よい季節になりました。
日々の散歩コースは同じです。昨秋のブログ「早朝の紅葉散歩道」ではモミジでしたが今回はサクラを愛でながら、、、、
上写真は櫻並木への途中にあるヤマザクラです。
例年は通常のサクラ(ソメイヨシノ)に先駆けて春の到来を教えてくれるのですが、今年はほぼ同時の開花となってしまいました。
でもそれはそれとしてヤマザクラは風情があり、お気に入りです。
右上は櫻並木の端を見下ろしたものです。まだ陽が昇ったばかりで少し霞が残っていますが光のコントラストもあり美しい景色です。
その並木の下に入るとまた違った趣があります。(左)
足下は少し暗く、前方は明るく開け、木々の頂には陽が当たり始めました。
下の写真は陽の当たっている側からです。満開は80%の開花を言うそうですから、まさに満開直前と言えます。
ピンク色のシダレザクラも例年より早く咲き始めました。
そのため、全ての株が同じような特性を持ち、病気や環境の変化に多くの株が同じような影響を受け、同時に樹勢が衰えると考えられています。
そんなことから一時、ソメイヨシノ60年寿命説が唱えられたこともありましたが、東京都の小石川植物園には1877年ごろに植樹された樹齢約140年の現存する最古のソメイヨシノもあるそうです。
左写真はこの櫻並木のあちこちで見られる、悪い枝を払われ、杖を突いた老木です。なにか相憐れむものが、、、、
それにひきかえ今から開花しようとしている花には勢いが感じられ、元気がもらえそうな気がします。
「しきしまのやまと心を人とはば、朝日ににほふ山ざくらばな」 は本居宣長が詠んだ歌です。
このような矜持が弱くなったのはソメイヨシノの蔓延によるものでしょうか?でもソメイヨシノも負けてはいません。(左)
早朝のことで、サクラの季節といえども散歩する人はまだ少ないですが、母娘連れに行き会いお互い元気に挨拶しました、気持ちのよい朝を感じる瞬間です。
ふりかえって後姿を見送りました。(右)
「万朶の櫻」とはいきませんが、豊かに垂れ下がったサクラの枝に朝陽が映えているのも絵になります。(左)
櫻並木の終わりです。
久しぶりにきれいなサクラを観る事ができました。陽もかなりあがって空も青さが増してきました。
花はまだ白っぽいですが、これから満開にかけてピンク色が増しまた別の風情があるでしょう、また明日からの散歩が楽しみです。
帰路にあるお屋敷から路に張り出したサクラの枝がもう散っているように見えました。
近くでよく見ると少し違います。
左写真下のように花ごと散っているのです、、、わかりましたスズメの仕業です。
左写真上に犯人がいます。そして中ほどの写真はサクラの花のパラシュートをキャッチ!!!
サクラの花には蜜を求めてメジロなどがよく来ますが、スズメは不器用で花ごと落としてしまうようです。
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