久しぶりに山陰へ二泊三日で出かけてきました。
ことの起こりは、旅行社からのお誘いパンフレットで、松江城、石見銀山、温泉そしてサクラの花が強くヒットしたようです。(出雲大社、足立美術館、鳥取砂丘は再度となりますが、、、)
ところが出発の時期は例年とは異なり、サクラはすでに一週間以上前に終わっており、楽しみが一つ欠けてしまいましたが、それでも気持ちはいそいそと。
第1日目は上図の①~③の旅程で、鳥取砂丘、白兎神社を経て三朝温泉泊まり、とバスでの移動です。
ところが当日はこれまでとは違いずいぶん寒い天候で、中国山脈を越える際には雪がちらついていました。そのおかげ?で所々にはまだサクラが残っており、私たちを出迎えてくれました。
鳥取砂丘への到着はお昼を過ぎていましたので、さっそく昼食、そして砂丘へと繰り出しました。
左写真は鳥取砂丘の航空写真ですが、私たちは食事場所から赤い矢印に沿って、「馬の背」と呼ばれる赤丸地点まで歩きました。
砂丘と言うのは、風によって運ばれた砂が堆積して出来た丘状の地形をいうのだそうですが、ここ鳥取砂丘は「山陰海岸国立公園」の特別保護地区に指定されており、南北2.4km, 東西16kmに広がっています。
そして、この鳥取砂丘、吹上浜(鹿児島県西海岸)、遠州灘砂丘(静岡県)を日本三大砂丘に数えることもあるようです。
ただ日本最大の砂丘は、青森県の下北半島の東海岸にある猿ヶ森砂丘(さるがもりさきゅう)で広さは鳥取砂丘の約30倍ありますが、自衛隊が使っており立ち入り禁止とか、、、、
上と左の写真から分かるように、前方の小高い砂丘!!が「馬の背」と呼ばれるところで、高さが約50mあり、その手前にある「おおすりばち」(オアシスとも呼ばれます)とあわせてすばらしい景観となっていました。
歩き出してみると、砂は思いのほか細かく、密で、丘を上り下りした後でも靴の中にはほとんど入っておりませんでした。
右写真は、「おおすりばち」を「馬の背」の上から見下ろしたものです。
ここにたまっている水は、陸側から湧き出したもので真水だそうです。涸れることなく独自のビオトープが形成されていることでしょう。
「馬の背」から日本海を一望しました。
風は相変らず強く、寒いですが、天候は徐々に回復してきているようです。
右にある「因幡の白うさぎ」は鳥取砂丘の解説をしてくださった「砂丘マイスター」さんのクイズで正解を出していただいた賞品です。
クイズとは、「前述の砂丘パノラマ写真を撮影した地点と、「馬の背」と比較してどちらが高いか?根拠を示して答えなさい」というものでした、、、、もちろんわかりますネ! でも半数の人は不正解でした。
次に私たちは白兎神社へ移動しました。
鳥取砂丘から少し西にある海岸が白兎海岸と呼ばれていますが、そうです、ここがあの因幡の白うさぎ伝説ゆかりの場所なのです。
左写真右上は白兎神社、左上はシンボルの白うさぎ、下は神社の正面近くにある、白兎がいたとされる淤岐島(おきのしま)で鳥居が立っています。
この神社の主神は白兎神で古事記や日本書紀に登場する「因幡の白うさぎ」そのもので、大国主命に助けられた「因幡の白うさぎ」が命と八十姫の仲を取り持ったこと、さらには伝説の内容から皮膚病など病の治癒、ということで結びの神、医療の神として信仰を集めているそうです。
その後さらに西へ進み、少し山手に入ったところにある三朝温泉に向かいました。
恥ずかしながら、「みささ温泉」は耳には馴染んでいましたが、三朝と言う漢字が当てられていることを今回知りました。
右写真は前方に見えてきた三朝温泉街で、手前の川は三徳川です。
この三朝温泉にはラジウムやラジウムがアルファ崩壊したラドンが含まれており、世界でも有数の放射能泉で、新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力が高まるそうです。
街中にあるこの三徳川にかかる三朝橋のたもとに有名な屋外温泉場「河原温泉」がありますが、たまたま通りかかったバスの上からパチリ!おやお客さんがいました、、、、
宿に到着しました。
この旅行のコンセプトに「ゆったりと温泉」というのがあり、2日とも少し早めに宿へ到着します。
今回は、折角だからということでオプションで宿のランクをアップしました。
右写真は部屋の窓から中庭を見下ろしたところです。
まっ先に口に出たのは、「サクラの花がまだあった!!」 シダレザクラでしょう、きれいに咲いています。
池と石造りの能舞台の取り合わせもなかなかのものでしばらく見入っていました。
赤いシャクナゲもさいています、やはり時期が少し早いでしょうか。
さて、、、ということで温泉を楽しみに出かけます、そして夕食も、、、、
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