2017年7月16日日曜日

AVRライター(USBtinyISP)の製作

 それこそいまさらながらの話ですが、最近AVRライター(USBtinyISP)を製作しました。

 Arduinoはよく使っていますが、IDE画面の①ツール→②書込装置で左のように多くの書込装置がリストアップされています。

 その中の③USBtinyISPが少し気になり調べてみました。この書込み器が発表されたのはかなり前ですが、Arduino自体AVRへの書き込みソフトにAvrdudeを使っていることから相性のいいUSBtinyISPがUSBaspとともにサポートされているものと思います。

 によってネットで回路図やファーム・ウエアなどの情報は多く得ることが出来さっそく作り始めました。
 右下に要点の回路図を示します。

 メインのマイコンにはATTiny2313という今ではもう旧型に属するAVRを使っています。

 このAVRに12MHzのクリスタル発振子をつけ、USBからのデータ入力回路をつけただけのきわめてシンプルな回路です、、、と言うことはソフトがすばらしい?





 とりあえずブレッドボード上に仮組み立てし、様子を見てみました、私なりに体験した注意事項などを以下に記します。

 書込み器自体は上記回路図の左半分で完成しているので、右半分のバッファーを省略して、ATTiny2313の19、18、17、16ピンに200~300Ωの抵抗を介しそのままSCK、MISO、MOSI、RSTとしてもよい?(そのような製作例も見かけました)

 USBからのデータ・ラインに入っている75Ωはオリジナルでは27Ωとなっていますが、68Ωがいいようです。(私は手持ちの関係で75Ωを使用)

 同じく3.3Vのツェナー・ダイオードはオリジナルでは3.6Vでしたが動作せず、3.3Vへ変更しOKでした。このあたり11ピンとつながっている1.5kΩと合わせて結構微妙で調整が必要かもしれません。

 USBtinyISPで検索、ダウンロードしたファームウエアから main.hex をATTiny2313に書き込みますが、同じファイル内のMakefile中の情報からHfuse:0XDB、Lfuse:0XEF であることを確認しておきます。


 誤配線がないか確認後コンピュータに接続したのち、デバイス・ドライバーの情報を確認したとき、右上の赤線枠で囲んだ表示が出ていれば完成です。
 もし表示されていないときは「 USBtinyISP ドライバー」のキーワードでネット検索してみてください、先達さんたちの貴重な情報が多くあります。

 左写真はお気に入りの無印良品のピル・ケースに実装したUSBtinyISPの様子です。

 実際の使用状況については次回以降、、、、

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