2017年7月3日月曜日

ポストサイン燈の改良修理

 郵便が届くのはいくつになっても心楽しいものです。

 郵便箱の中に郵便物があるかないかを示すのは左のイラストのようなポストサインで、配達物があるとサインが立ち上がって教えてくれますし、そして中身を取り出すとサインは下がります。

 以前このブログにアップした「これぞ電子工作 (ポストサイン燈の製作)」はこの旗印の代わりにLEDの点燈で郵便物の来信を知らせるものでした。

 しばらく快調に働いていましたが、雨の日になるとなぜかLEDが点燈しっぱなしになるトラブルが発生しました。
 原因を調べた結果、スイッチ(自作のものとマイクロスイッチの2個使用)の中に水が入り込み、電流が流れ、LEDが点燈したものとわかりました。

 あわせて動作もぎこちなくなってきたようなのでこの機会に改良修理をおこなうことにしました。

 速い話がスイッチを磁石駆動のリードスイッチに変えるだけのことですが、すこしだけ脳みそに汗をかかせることとなりました。



 このリードスイッチは上図に示すように磁石を近づけると接点がつながりONとなりますが、離すとまたもとどうりのOFFに戻ります。

 特徴は非接触で簡単にON-OFFができることと、ガラスで封止してあり、中に不活性ガスが封入してあるので接点が超寿命であることでしょうか。

 左写真はリードスイッチで写真上部に拡大したスイッチユニットを掲げました。

 このスイッチは常時は磁石を近接したON状態で待機し、必要なときに磁石を遠ざけてOFFにするような使い方がベターのようです。となれば回路を書き直さねばなりません。

 右に回路図のBefore Afterを示しました。

 SW_1に常時ONのスイッチを用いましたのでDigital_トランジスタを一石追加して信号を反転させただけです。

 事のついでに回路基板も作り直してしまいました。
 写真に見られるようにジャンク・ボックスに転がっていた万能基板を使って基板を作り、その上に配線してあります。

 形が複雑なのは郵便ポストの中へスマートに入れ込むためです。
 基板の上部にガラス製、棒状のリードスイッチが見えていますが、これはSW_2です。

 ということ我家のポストサイン燈がめでたく正常復帰しました。

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