2017年7月11日火曜日

今年もまたまたニッコウキスゲ

 今年もニッコウキスゲに会いに行ってきました。(昨年のブログはこちら、、、「今年もまたニッコウキスゲ

 行きつけの霧ヶ峰では毎年7月10日前後が開花時期ですので6月に入るとなんとなくそわそわします。
 かなりぎりぎりではありましたが、ホテルにあたってみるとコテージが1棟開いており、ラッキー!!

 北九州の豪雨が続く中、天候が懸念されましたが2日ともお日様マークでひさしぶりによい一泊旅行ができました。

 例年ですとスウェーデン・レストランのガムラスタンで昼食を摂るのですが、今年は少し変更して蓼科湖を少し登ったところにあるホテルハイジで軽い昼食としゃれ込みました。

 入り口の門は少しメルヘンチックですが少し入ったところに昔からの古びた石柱の門が忘れられたように少し傾いて立っていました。

 近寄ってよく観ると「東伏見家別邸」とあり、もちろん現オーナーも東伏見 韶俶(あきよし)さんです。

 右写真はホテルのエントランスですが、白い壁と木材がうまく組み合わされたスイス風のデザインです。








 広い庭からホテルの建物を見上げた写真です。
 お昼少し前にもかかわらず私たちの独占状態で、パラソルのついたテーブルのひとつにおちつきました。


 気がつくと大きなバラの木が2本、建物に沿うように今は盛りと咲き誇っています。








 ことしはバラの花を観に出かける機会を失してしまいましたのでこれはうれしい限りです。
 向かって左側の木は少しやさしい花をつけていました。




 右側のバラはさらに大きく育ち、その密度の高い花とあわせて圧倒的な存在感です。
 



 ティーガーデンでの軽い昼食はキッシュ・ロレーヌとホットサンドイッチのコーヒーセットをそれぞれオーダーしましたがウエイトレスさんは当然のようにとりわけ皿を2枚用意してくれました、うれしい心遣いです。

 キッシュ・ロレーヌは生地の中に野菜、きのこ、ベーコンを詰めチーズを載せてしっかりと焼き上げてありましたがその分登場するまでに時間がかかり、写真は待ちかねて、、、、
 ホットサンドイッチも燻製ソーセージが際立っており共に満足でしたし白樺をはじめとする大きな樹に囲まれた広い芝庭を前にゆっくりと味わう食後のコーヒーはまさに至福のときでありました。


ゆっくりとした時間を過ごし、いざ出発です。

蓼科山の山麓にあるマタタビには挨拶をしましたが、バイカウツギはもう終わっていました。


 お目当ての霧ヶ峰富士見台駐車場へ到着寸前、右側の斜面に黄色いものが、、、、

 いそぎ斜面を登っていくと、ありました、一面のニッコウキスゲです。

 花は5分咲きといったところでしょうか、ふくらんだ蕾も多く見られ、なによりも今回の花は元気で勢いを感じました。

 理由はわかりませんが虫に害された花はいくら探しても見られません。
 レンゲツツジも既に終わっていますが、中にはニッコウキスゲとコラボしているものもありました。



 ニホンジカの食害からニッコウキスゲを守るために周りに張り廻らせた電気柵の効果は絶大で、花は毎年密度を増しているように見受けられますが、一方で花壇化して自然から遠ざかっているような気もします。
 柵外ではものの見事にニッコウキスゲは一本も見られませんが、コバイケイソウの白い花もきれいです。


 少しはやめにホテルに入り、かけ流しの温泉、そして夕食を十二分にとったあとは蛍狩りです。
 蛍の活動は夜の7時半から9時ごろとされていますので8時を目当てに出発です。
 現地に着くと、、、いました、いました少し低くなったせせらぎに、、、百匹以上はいるでしょうか、これまでに観た中で最高の群舞です。近くに飛んできた一匹を捕らえて観察してみましたが、やはりゲンジボタルでした(もちろんリリース)。


 一夜明けて、天候もよさそうです。

 家人の提案で御射鹿池(みしゃかいけ)に出かけてみました。

 この池は1933年に農業用に造られたため池で「ため池百選」に選定されていますが、とみに有名なのは東山魁夷画伯の「緑響く」のモチーフなのだからです。

 奥蓼科温泉郷にあるこの地は、以前近くの明治温泉に来たときに通ったはずでしたがまったく記憶にありません。

 それはどに小さく、少々期待はずれではありましたが、池の水の色は流石で、光線の具合も悪く、カメラも腕も月並みで白い馬もいませんが雰囲気だけは写真に出ていると思います。

 







 最後はバラクラ・イングリッシュガーデンに立ち寄りしばし休息後、遠くかすんで見えている蓼科山に別れを告げ(右写真)、少しはやめに帰路に着くことにしました。

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