遠くに、てっぺんを雲で隠しているのは 八ヶ岳連峰の北端に位置する、諏訪富士(すわふじ)とも呼ばれる標高2,530mの蓼科山(たてしなやま)です。
ほぼ一ヶ月近く前に、しばらく蓼科に出かけていないのを思い出して、ホテルの予約を入れておいたのです。
ここ蓼科には、毎年、ときに複数回、中央高速道路のできる前から通い続けていますが、その景色はその都度変化して、毎回何がしかの発見をさせてくれています。
お定まりの、白樺湖と蓼科山のご機嫌伺いの場所です。さすがに夏真っ盛りで、緑の濃さはまた格別ですが、やはり湿度が高いのか、遠景はモヤって見えています。
車山を過ぎてしばらく登ったところにある、富士見台駐車場がいつもと比べてたくさんの車で混雑しているのに気がつきました。
駐車して、右手の丘を見上げると、、、、ありましたニッコウキスゲです。それも例年になくたくさんの花が一斉に開花していました。
蓼科には、二つの花の開花が見モノです。
ひとつはこのニッコウキスゲで、7月中旬に、そしてもうひとつはレンゲツツジです。
レンゲツツジの開花はもう一月はやい6月中旬で、これもこのあたりの山々を真っ赤にしてくれます。
ここでも丘の肩に蓼科山が見えます。
ふりかえると、麓の茅野のまちが遥か遠くに見下ろせます。(右写真)
こんなにたくさんのニッコウキスゲが咲いているのに出会ったのは何年ぶりなのでしょうか、もう遥か昔の事ですぐには思い当たりません。
さらに足を伸ばして、ここもお定まりの、車山肩のコロボックル小屋周辺に来てみました。
右写真でよくわかるように、ニッコウキスゲが群生しているところは、電流柵で囲ってあります。
昨年来たときに、「鹿が増殖して、ニッコウキスゲを食べてしまって困る、、、、」という話を聞いたのを思い出しました。
確かに、先ほどの場所も電流柵で囲ってありました。なのでニッコウキスゲが山一面にというわけではなく、保護された場所のみに咲いているのです。
右写真は、コロボックル小屋から見た景色です。
たしかにニッコウキスゲは花といい、つぼみといい、やわらかくておいしそうで、花が数少ないときはアリマキのようなちいさな昆虫でほとんど覆いつくされているのを見かけました。
鹿たちが好んで食べるわけです。
とはいっても今回の蓼科はすばらしい景色を堪能させてくれました。
時間の都合で散策は出来ませんでしたが、遠くに見える八島湿原も、もう少ししたら種々の夏の花でいっぱいになる事でしょう。
また来るよ~~
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