その部分を抜粋、、、、
・・・・ここではもちろん「ツゲ(柘)」の櫛もあるのですが、「みねばり」の木で作られた、同じ中山道の薮原宿の特産「お六櫛」が、「昔お六という頭痛もちの娘さんが、みねばりの木で櫛を作り髪をとかしたら病が治った」というこでお勧めでした。
この「みねばり」の木(オノオレカンバ)が土間においてありましたが、持ち上げてみて、その重かった事、、、、
確かに硬い木であることがわかりました、なにせ比重が0.9~0.94で日本一重い木「斧折れ樺」ですから、、、、それでいて静電気がおきず櫛に最適とか、、、、なんとか、「はい、お櫛一本お買い上げ!!!」・・・・
あらためて仔細に観察してみましたが、確かにきれいに割れています。オノを折るほどに硬い木であるがゆえに衝撃破壊に弱かったという事なのでしょう。櫛はたたいてみると金属音に近い音がしますし、落としたところが洗面ゾーンのタイルの上、、、、と聞いて再度納得しました。
それでは、、、、と、日ごろの居候的存在を否定し、より存在感を高めるために一念発起です。
それも接合面に穴を開けてダボのように入れるか、背割りにしてそこに外から挿入するかが思案のしどころです。
結果、背割り方式は確実ですが、出来上がりで「修理しました」の跡が生々しすぎるので、やはり仕上がり重視で行く事にしました。
ドリル穴は鉄の棒よりほんの少し大きめに開けるのがノウハウです、、、、
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