今日は西表島へ渡って、仲間川クルーズ、水牛車で海を渡っての由布島見物です。
西表島は沖縄では本島に次いで2番目に大きな島で、周囲は120kmもあります、石垣島(石垣港)から西表島(大原港)までは約31kmあり、所要時間は約35分です。
やはり天候が気になりますので様子を伺ってみましたが、あいにく降り出しそうな曇天の上、風も強そうです。
朝食は例によってビュッフェ・スタイルです、今日一日のためしっかり食べておきましょう。
ホテル滞在に重きを置いたツアーということで、時間もゆったり、グレードもそこそこで料理もおいしいです。
いよいよ、このホテルともお別れです。
右写真はホテルの玄関で、遠く海を隔てて石垣市の中心部が見えます。
石垣港に着くと黒島牛まつりの横断幕が目を引いています。
これは八重山諸島のひとつ、黒島(冒頭地図参照)で毎年2月に行われるまつりで、人口200人に対し牛が3千頭いるこの島の、島おこしと畜産振興を目的として行われ、このまつりの一環として本物の牛一頭が当たる抽選会があるのだそうです。
出発の時間が近づいてきました。私たちの乗る船と同じ型の船が出港していきます。
港内を出る直前、左舷に巡視船が係留してあるのが見えました、それも3隻。確かにここは尖閣列島に近く補給基地としても重要なのでしょう。そういえば過日北朝鮮のミサイル騒ぎの折、パトリオットが配備されたのもこの近くのようです。
港を出るとうねりも大きくなって船が揺れ始めました。
私はもともと船には弱く、気にはしていましたが意外と船酔いには至りませんでした。
思い当たる理由がいくつかありますが、①船速が時速60km以上で前進の要素が圧倒的に多い(車も運転席では酔いにくい)、②冒頭地図でわかるように外洋ではなく珊瑚礁の内側でうねりも小さい、③歳のせいで三半規管が衰えている、、、、
右写真は対向してくる船を撮影したものですが、雨風に加え、自らが推進する波しぶきでご覧のとうり、またお尻が何センチか持ち上がったのも数回ありました。
そうは言っても30分も過ぎたころ無事に西表島の大原港(仲間港)に到着です。
西表島は周囲が120kmもある大きな島で、450m級の山も3山あります(島で海面から450mは実質かなり高い)。
本来なら太古から独特の進化を遂げた自然を求めて縦横にトレッキングしたいところですが、ツアーでは右地図の仲間川と由布島を観光するのみです。
ということでさっそく観光船に乗って仲間川をマングローブを求めて遡上します。写真は我々と同型の帰り舟です。
やはりここは川です、先ほどとは打って変わった静けさで、野鳥の声も時折聞かれます。
私たちの船頭さんの後姿です。
仲間川とイリオモテヤマネコをあしらったアロハの模様が心意気を感じさせます。
マングローブとは熱帯~亜熱帯地域の河口汽水域の湿地にある森林のことで特定の木の名前ではありません。ここ西表島には6種類あるそうです。
近年、世界各地でマングローブの破壊が問題になっていますが、マングローブが海の水質浄化や津波被害の軽減にはたす役割が大きいことで見直され、各地で保護活動が行われています。
そして右写真はこの地で一番大きなマングローブ、サキシマスオウノキです。
樹齢400年、高さ20m、幹周り3.6mもあります。この樹の特徴的な板根は漁船(サバニ)の櫂に利用されたとか、、、、
第2日は長くなりそうなのでここで切ります。
続きは 第2日(2)へ
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