我家にお雛様が新しくやってきました、和紙を使ったなかなかシックなお雛様です。
ひな人形の語源である皆「ひひな」または「ひいな」は、約千年前の平安時代中期、紫式部の「源氏物語」や、清少納言の「枕草子」に出てくる「ひいな遊び」という言葉で使われています。
紙や布を用いて簡単につくられた人形や、身の回りの道具類を模した道具類などで遊ぶ、いわば「ままごと遊び」のようなものと思われ、この人形が、雛人形として今に伝わったと思われます、、、、というような歴史がありますので、和紙を使ったお雛様もあらためて見ると我家にずっと以前からあったように馴染んで見えます。
女雛の冠もよく見ると金色の小さな折鶴ですし、扇も細かく折ってあり実によく出来ていると思いました。
十二単の衣装も何枚もの色紙をつかって丁寧に作られており、内掛けの色と模様も落ち着いた雰囲気を醸し出してくれています。
さらには、うしろにある四曲一双の金屏風も金箔が押してありいっそうの豪華さを演出してくれています。
うしろ姿は薄い紙を使っているにもかかわらず、衣装はたっぷりとしたボリューム感が出ており、大垂髪(おすべらかし)に至っては美しさとふくよかさの表現に驚かされました。
雛人形は向かって左に男雛が座っているものを関東雛と言い、逆に向かって右側に男雛が座っているものは京雛と言われます。ですから、このお雛様の飾り方は関東風です。
日本ではもともと位が高い人が左側(向かって右)だったのですが、大正天皇が即位の礼で、西洋スタイルに倣って皇后陛下の右に立たれた事からこの風習が広まったとされています。
ただし、面白いことに左大臣・右大臣は本来の序列どうり左上座で飾りますので、老人の左大臣は向かって右に飾ります。
左は男雛のクローズアップですが衣装の襟元もしっかり作ってあります。
男雛のうしろ姿も実に堂々としています。
衣装の量感や色・模様のあしらいもすばらしいと感じました。
そして極めつけは左の箱です。この箱の中にお雛様一式が無理なく収まり場所をとりません。
我家のお気に入りがまたひとつ増えました、、、、今日は楽しいひな祭り~~♪
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