サンモリッツに入る直前に「ユリア峠(julierpass)」、すなわちあのジュリアスシーザーがイタリアから攻め入ったときに越えた峠で小休止しました。
ふと、道路標識を見ると標高2284mとありました。 スイスは高地とは知っていましたが、気づかぬままにこんなに高いところにいたのです。
ここではからずも多くの花が咲き乱れる高原のお花畑をみつけました。
右写真はあの猛毒のトリカブトです。この深いブルーの美しい花はスイスの高原のお花畑ではあちこちで見かけましたし、街中でも思いのほか多く栽培されていました。
いよいよサンモリッツ入りです。
スイスは交差点はあまりなく、その代わりにロータリーがあります。交差する部分に到達した車は直進の場合でもロータリーに入りロータリーをぐるっと左へ半周(右側通行)して目的方向に直進していきます。したがって交差点は二つの道路の交差ではなくあちこちからきた何本かの道路の集合点と理解するのが良いでしょう。このためロータリーに進入する車は減速せざるを得ず、事故も少なくなるのかもしれません。またこのロータリーの中央にそれぞれの地にちなんだモニュメントが工夫して飾られており、興味深いものがあります。サンモリッツに入るロータリーには鮮やかな黄色でSt.Moritzと書かれていました。
左はホテルの向かい側にあった教会。右は小学校とのこと。
少し早めにホテルに到着したので、アルプスの画家として有名なセガンティーニ(Sgantini)の美術館に出かけました。ホテルから歩いて30分、、、、と言われましたが途中、高級リゾートの雰囲気を満喫しながらでも15分もかからないところにありました。
サンモリッツの中心から西へ、サンモリッツ湖を左に、道の右手の山手にセガンティーニ(Sgantini)の美術館が見えてきました。石造りのドーム状の建物です。このドーム形状は最上階にセガンティーニの作品を展示する目的で作られた物だということが後でわかりました。
建立された歴史は1570年と結構古く、それなりに名が通っているのか、説明用の銘版には日本語の説明もあり、傾いたのは地震のせいらしい、とありましたが、なんとなくうら寂しかったのは夕刻だと言うだけではなさそうでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿