連泊のサンモリッツ
(St.Moritz 1775m)を後に今日は世界一遅い特急とされる「氷河特急」に乗ってアンデルマット
(andelmatt 1433m)まで途中昼食を摂りながら進みます。
さらに、そこからバスに乗り換えフルカ峠(furkapass 2431m)、グリムゼル峠(grimselpass 2164m)を越えグリンデルワルト
(grindelwald 1050m)を目指します。
第4日目も旅程を半分に分け、前半を「サンモリッツ~アンデルマット」の「氷河特急」、後半を「アンデルマット~グリンデルワルト」のバスツアーに分けます。
いよいよサンモリッツともお別れです。出発はバスで近くのサンモリッツ駅まで送ってもらい、バスはアンデルマットまで荷物と一緒に先行して、待ってくれているという予定です。
またこの駅の時計塔には聖人「セント・モウリッツォ」が刻まれていましたが、写真では遠く、右側の影の部分のため見られません。
スイスの鉄道は機関車が牽引する「列車」で電車列車はほとんど見かけませんでした。
氷河特急(Glacier Express)は、マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)とレーティッシュ鉄道(RhB)という、スイスの鉄道事業者2社が、ツェルマットとサンモリッツの間で運行している、スイスアルプスの山岳地帯を走る観光列車です。ですからこの列車は「特急」とはいうものの、沿線は急曲線と急勾配などあり、表定速度は30km/h程度で「世界一遅い特急」とも呼ばれます。
私たちが乗車した、新型車両「プレミアム」(2006年に採用)は全車空調完備のパノラマカーで、テーブル付きの広めの座席、日本語を含む6ヶ国語で説明が聞けるヘッドフォンなどが装備されていました。車両はきれいでよかったのですが、天井に窓があるため夏の日差しは並たいていのものではなく、くわえて日常的にエアコン文化のない国(当然ホテルも暖房のみ)故に冷却能力が低く帽子のみではだめで日傘が、、、、などという冗談が聞かれたくらいです。
さらに決定的だったのは写真好きの我々にとって天井の窓は致命的で、窓映りに邪魔されて景色がほとんどクリアに撮れないというありさまで、当然窓も開かないのでまさに「手も足も出ない、、、、」と、昨日乗車したベルニア線のほうが外気も味わえ数段よかったと感じました。
ま、これも天気がよかったから故の贅沢だったかも、、、、
おひる近くになって、早めの昼食です。かつて食堂車が大人気で大混雑したので知恵者が各車室でのサービスにしたとか、、、
左上はお皿の文字「氷河特急(Glacier Express)」と運転区間の「サンモリッツ/ダボス ツェルマット」の文字が見えます。ダボス ツェルマット間は季節限定で運行される区間。
右上はおいしいサラダ。(スイスは比較的、野菜サラダが多く満足でした)
右はご当地ビールとメインディッシュでくつろいでいるところ。上はドイツ風のチョコレートケーキ(ようやくお目にかかれました)です。
2008年7月に新しい世界文化遺産として登録された、高さ65m、長さ142m(136m)の美しい石橋、ランドヴァッサー橋(Landwasser Viadukt)は「氷河鉄道」の呼び物のひとつです。
開かない窓、窓写りの悪条件でやっとそれらしきシーンが、、、、、
下るにつれ、アンデルマットの町と停車場がどんどん視界に入ってくる光景もうりもののひとつとか、、、、ほんとうに鉄道模型を見ているようでした。
私たちは左下から駅に入っていきますが、左上からもツェルマット方面からの列車が入ってきています。 下写真は駅から下りてきた山の方向を見たところ。中央に見えるトンネルから右に出てここまで下ってきました。
ここ、アンデルマット(andelmatt 1433m)で列車を降り、これから「フルカ峠」(furkapass 2431m)越えに向かいます。
「氷河特急」といえば、2010年7月23日に、ここより先、マッターホルン・ゴッタルド鉄道区間内で事故がありましたが、今回はその区間は通りませんでした。
「氷河特急」の名は元々はフルカ峠付近で「ローヌ氷河」が見えたことによるとされていますが、1982年にフルカ峠をフルカベーストンネル(新フルカトンネル)で越えるようになったため、現在では氷河を車窓に望むことは出来ません。
ということでバスの峠越えはありがたいスケジュールです。
次回に続く、、、、、、
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