引き続き第4日目の後半を続けます。
アンデルマット(andelmatt 1433m)で「氷河特急」を降りて、待たせておいたバスに乗り込み、フルカ峠(furkapass 2431m)、グリムゼル峠(grimselpass 2164m)を越え、今日の宿泊地である、グリンデルワルト(grindelwald 1050m)を目指します。
左は先ほどまで乗っていた氷河鉄道でツェルマット方向へしばらくは並行して走っていますが、フルカベーストンネル(新フルカトンネル)へ入っていきます。一方、私たちはくねくねした道(羊腸の、、、、)を登り峠越えです。
左写真は、はるか下のほうの氷河鉄道の駅には列車が停車しているのが本当に小さく見えます。そこから、左方向に曲がりくねった道が続いているのがわかります。
右は、これから登っていく方向の写真です。深く雄大な谷を左に見て、右手上のほうに登っていきます。
左下写真は、ようやくフルカ峠(furkapass 2431m)に到着し、そこから少し下ったところにある山小屋?で休息です。
右はかつてローヌ氷河が山小屋のすぐそばにあった時代(1900年代の初め?)の絵葉書です。
ところが今は、右下写真のように山小屋の裏手に行っても氷河ははるか川の上流にほんのすこし見られるだけです。
左下の、もう一枚の絵葉書を見てみましょう。一番下の、1800年の線の下にある建物が、山小屋から見下ろして撮った、右下写真の中央遠くに写っている建物です。昔のローヌ氷河は跡形もありません。こんなところにも地球温暖化が顕在化しています。
右上の写真を撮ったとき、足元の急斜面の中ほどに(20mほどの遠くに)体長3,40cmほどのマーモットがいました。リスの親戚だそうで、スイスアルプスには多く生息しているそうです。じっと私たちのほうを見て、何かあいさつしてくれているような、、、、
再びバスに乗り、しばらくしてグリムゼル峠(grimselpass 2164m)にかかりました。
峠にあった面白い標高看板です。
ここからはほとんど下りとなります。
前方から面白そうな車列がやってきましたので、とっさにシャッターを押しました。
よく見ると先頭はロールスロイスのクラシックカーです。年配のドライバーがご婦人とともに悠々と(ゆっくりと)登ってきます。その後に続くのはプジョー、プリウスそしてベンツです。
なんてことはないですがなんとなく面白くて、、、、
平地に降り(といっても高原の)しばらく走ったとき、遠くに「ライヘンバッハの滝(Reichenbachfall)」を望む事が出来ました。落差250メートル、幅90メートル(今は水が少ない)もあり、アルプス山脈でも最も高所にある滝のひとつだそうです。
ホテルでの夕食後に見た、「夕陽のアイガー」です。明日も晴れそうな、、、、、
シャーロッキアンならすでにお気づきかと思いますが、この滝はシャーロック・ホームズが『最後の事件』という作品で、「宿敵モリアーティー教授と相討ちになって滝つぼに落ち、死んだ場所」としても知られています。コナン・ドイルはこれで物語を終了しようとしたのですが、読者からの強い要望があり、『シャーロック・ホームズの帰還』として続編を出したのは有名な話です。
そうこうしているうちに、グリンデルワルト(grindelwald 1050m)に向けての最後の上りです。遠くに山頂に雪をいただいた山々が見えてきました。
「グリンデルワルト」に到着です。明日が建国記念日ということか、以前訪問したときに増して、いちだんと晴れやかです。
ホテルでの夕食後に見た、「夕陽のアイガー」です。明日も晴れそうな、、、、、
2 件のコメント:
ローヌ氷河近くの山小屋というかレストランからは、ちゃんと氷河の先端が見えていました。悠悠櫻さんの写真にも写っているように見えます。それにしてもお天気が良かったようで羨ましい限りです。
やはりそうでしたか、早速本文を修正しておきました。
この区間ではいろいろ興味深いものを目にしましたが、ライヘンバッハの滝はホームズ・フアンの私にとってうれしいめぐり合いでした。
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