まずはバスでレーティッシュ鉄道ベルニナ線に沿って南下し、ベルニナ・ディアボレッツア駅まで行きそこからロープウエイに乗ってディアボレッツア展望台にあがり、昼食を摂りながら山や氷河を見物します。
ついで麓に降り、今度はベルニナ・ディアボレッツア駅から列車に乗り、有名なループ橋を渡って終点であるイタリアのティラノまで行きます。
そして再びバスに乗って同じ道をサンモリッツまで帰ってくるのが今日の旅程です。
ありがたい事に今日も快晴です。スイスの景色を窓越しに見ながら出発です。
右上は数多くある教会です。また、これは立派なホテル??(下)
前方右のバスの窓から大きな氷河が見えてきました。何か圧倒されるような景色です。バスの中は、「ワー、ウオー、、、、」と言った声ともため息ともつかないもので満たされました。
やがて、ベルニナ・ディアボレッツア駅に到着です。ここまではバスできましたが、サンモリッツから鉄道で来るのが普通です。でも我々のような団体旅行者は時間が惜しいのかバスと鉄道を併用です。おそらく鉄道のほうがスピードが圧倒的に遅いからでしょう。
左上がロープウエイの駅、右下がベルニナ・ディアボレッツア駅です。
左の図(図はクリックして拡大してください)にあるように、図中の左下のロープウエイの出発駅は標高2093mで、終点のディアボレッツア展望台は2978mです。
一気に900m近くを昇るわけですが、心配なのは高山病です。しかしこのことは旅行社のプランには織り込み済みで、少しずつ体を慣らすように旅程が組んであるとか、、、、
右はゴンドラに乗って上昇中に、出発駅を見下ろしているところです。
(ガラス越しで窓映りがあります)赤い列車が到着している様子、のどかに草を食む牛、遠い山々の景色など、、、、旅中を意識してしまいました。
頂上の展望台駅を出ると、目の前に8月だと言うのに雪をいただいた山々、そして氷河が、、、、やや雲があるもののすばらしい景色で思わず足早に歩いてしまいます。
2978mはオドシではなく、たしかに急ぎ足で動くような負荷が大きな動きのときすぐに息苦しくなるのがわかります。たまたま帰り際に他の団体のご婦人が急性の高山病にかかり、介抱されているのを目撃しました。
そんな事を気遣いながら、こわごわ雪渓まで降りて雪に触ったり、崖下を覗き込んだりして過しました。
右写真は展望台レストランで、この中から景色を見つつ、ビールでいっぱいやりながら摂るランチはまた格別でした。窓に山々が映っています。
ふたたびディアボレッツア駅です。左下に小さく標高表示板に2082.20m(細かい、、、、)とあるのが解かります。
我々が乗るべき列車がやってきました。 我々が乗るべき列車がやってきました。世界遺産であるこのベルニナ鉄道(現・レーティッシュ鉄道ベルニナ線)は、歯車を使ったラック式鉄道ではなく、一般的なレールを使った鉄道でアルプス最高地点を走る鉄道として、その技術が大きな話題となったとのこと、、、、高低差は2253mから終点のティラノの429mまであるそうです。
この列車の客室は当たり前のクロスシートですが、よかったのは窓が半分だけおろせたので、写真撮影にはうれしいかぎりでした。景色が変わるたびに、右に左に車両も傾くのではないかと思われるほどのはしゃぎようではありました。
遠景には、巨大な氷河が融け瀧となって断崖をくだり、また急流となって斜面を駆け下り、流れをなして麓に注ぐ様子がまさに大パノラマとして眼前に展開される景色には圧倒されっぱなしでした。
ループ橋を過ぎ、しばらくして、まったく気づかないうちにイタリアとの国境を越え終着駅のティラノに到着です。 これはベルニナ線の終着駅ですが、この駅の斜向かいにイタリア中部に行く路線の駅がありました。もちろん線路はつながっていません。
下写真の「ティラノ」とカタカナで彫られた駅名表示は友好関係にある箱根登山鉄道が贈呈したものとか、、、、また、赤い世界遺産認定表示板が駅の玄関にありました。
当初の予定どうり、ここでまたバスに乗り換え一路サンモリッツへの帰途につきました。全て夢の中で、、、、、
2 件のコメント:
一年前の自分の体験を思い出しながら羨ましく読んでいます。
ベルニナアルプスを眺める展望台では雨と風で頂上は見えず、氷河だけが何とか見える状態でした。気温4~6度だったと思いますが・・・寒かったなあ!
それなのにティラノはよく晴れていて30度近い暑さでした。ベルニナ鉄道にはティラノから乗って、サンモリッツまで行きました。
ループ橋は通ることはできましたが修理中で、赤いシートを被っていました。
スイス旅行記に通し番号をつけて頂くと読みやすいですのでご検討下さい。2日目が2回あったりして見落としました。
ご指摘どうり整理番号を入れました。
今回の旅行は、スイス到着日のみ小雨模様で、後は幸運にも晴天の8日間でした。
氷河特急はおそいので、(バスの速度は倍以上、かつ乗降はドアツウドア)適当な区間のみ乗る今回のプランはよかったと思います。
コメントを投稿